この記事は、以下のようなお悩みをお持ちの方に向けて書かれています。
「施工管理の業務効率化のためにDXソリューションを導入したい」
「新人研修や安全教育を安全かつより効果的に行う方法を探している」
「建築関係のVRソフトを探している」 本記事では、建設業におけるVR活用事例5選と、建築業界がVRを導入するメリット及び、具体的な建築業界、施工管理向けVRコンテンツ制作会社について紹介しています。 現在業務の効率化、VR導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
そもそもVRとは?
VRとは、バーチャルリアリティの略です。 バーチャルリアリティとは、見かけは現実ではないが、実質的には現実であること、現実の本質を有するもののこと、又は、それがそこにないにもかかわらず観察するものにそこにあると感じさせる技術のことです。
完全オーダーメイドのVRソフト制作、導入を検討中の方は、ぜひWONQ株式会社にご相談ください。
建築業界におけるVR活用事例5選
大林組(VRを活用した施工管理者向け教育システム)

引用:大林組
VR教育システム「ヴリエル」は、施工管理者向けに鉄筋背筋の不具合を発見する体験型トレーニングができるVRシステムです。 仮想空間内で多種多様な不具合パターンを学習でき、ゲーム感覚で誤りを見つけることで、実際の現場での判断力を養うことができます。 最新版では、市販のVRゴーグルのみで利用可能になり、柱・梁・スラブなどの部位や難易度を選択できる機能が追加されています。 さらに、日本建設業連合会の配筋基準図や最新基準に対応し、より実践的な学習環境へと進化しました。
大成建設(メタバースを活用した技能学習プログラム)

引用:大成建設
大成建設は、メタバース技術を活用した「コンクリート打設技能学習プログラム」を開発し、職業訓練に導入しました。 本プログラムでは、研修生が仮想空間内で「打設」「叩き」「均し」「仕上げ」などの作業をリアルに体験でき、点数評価や振り返り学習により効率的な技能習得が可能です。 モーションキャプチャ技術を活用し、実際の作業環境が忠実に再現されています。 資材不要で環境負荷を抑えながら、OJTの負担軽減と建設業の人材育成を支援します。
北洲(リモート施工管理プラットフォーム)

引用:北洲
北洲は、リモート施工管理プラットフォーム「Log System」を新築住宅事業に導入しました。 このシステムは、「RICOH THETA」で建設現場をVR空間に記録し、関係者全員が品質・安全管理を遠隔で確認できる仕組みです。 施主も毎週VR空間で進捗を確認でき、現場の透明性が向上したとのことです。 2024年1月のトライアル導入以降、顧客満足度が大幅に向上しました。 現場監督の負担軽減と品質向上を実現し、建設業界のDX推進に貢献しています。
大東建設(VRを活用した安全研修)

引用:【大東建託】高さ60mから落下する恐怖! 現場体験型研修にVRを導入(建設通信新聞)
大東建託は、賃貸住宅建築現場で協力業者や工事担当者向けにVR技術を活用した安全研修を実施しました。 VRを用いて60m相当の高さからの墜落を疑似体験し、安全帯着用の重要性を実感させという内容のものでした。 過去の墜落事故の多くが安全意識の欠如によるものであったため、VRによる恐怖体験を通じて意識向上を図ることを目的としています。 来年度は全国40カ所以上で研修を実施予定で、将来的には全作業員が受講できる体制を目指しています。
東洋建設株式会社(VR空間で杭の位置誘導が行える)

引用:【大東建託】高さ60mから落下する恐怖! 現場体験型研修にVRを導入(建設通信新聞)
東洋建設は、杭打設の位置誘導をVR空間で行う「Pile T-Real」を開発しました。 本システムは、従来の「Pile T」に360度カメラのリアルタイム映像を統合し、現場の実映像と3Dモデルを重ねて表示しています。 作業員の動きや杭の定規材の位置を直感的に把握しながら、安全かつ精度の高い杭誘導を可能にします。 このVR導入によって、作業の効率化や安全性向上につながることが期待されています。
建築業界向けVR制作会社・VRソフト4選
1. WONQ株式会社

WONQ株式会社は、法人向けの完全オーダーメイドのAR・VRソリューションを企画から開発、運用までワンストップで提供する企業です。 これまでの開発実績には、工事現場における積算教育の課題を解決するためにVR技術を活用した教育システムなどがあります。 このVRシステムは、工事現場の施工工程を忠実に再現し、施工開始から施工完了までの一連の作業をVR空間内でアニメーションとして提示します。 これにより、受講者は現場の流れを視覚的に理解しながら積算業務のポイントを学ぶことができます。 まだ検討段階でアイデアが固まっていないという企業の方でもまずはお気軽にこちらのお問い合わせページよりご相談ください。
株式会社積木製作

引用:株式会社積木製作
積木製作は建設業向けにVR技術を活用した「安全体感VRトレーニング」を提供しています。 フル3DCGによるリアルな作業環境を再現し、墜落・感電・重機災害などのリスクを安全に体験することができるアプリ、VRソフトです。 販売形態はサブスクリプション、買い切り、レンタルの3種があり、多言語対応も可能です。 企業の専門指導を受けたコンテンツは高い教育効果を発揮し、6700社以上の導入実績があります。 建設現場の安全意識向上を目的とし、継続的なアップデートで多業種に対応しています。
LIFE STYLE株式会社

LIFE STYPE株式会社が提供するVRソフト「Flic360°」は、360度画像を活用して企業の成長を支援するサービスです。
バーチャルツアーなどのVRコンテンツを制作し、ブランディングや営業、採用活動の効率化を実現します。 高品質な360°コンテンツの撮影、制作を代行するほか、自社での活用を希望する企業向けにクリエイター育成もじっししています。
株式会社スペースリー

引用:株式会社スペースリー
Spacelyは、誰でも簡単に高品質な360°VRコンテンツを制作、編集できるクラウド型VRソフトウェアです。 不動産、住宅業界を中心に活用され、パノラマ写真や3DCGデータをアップロードするだけで、滑らかに動くVRを自動生成できます。 また、AI技術を用いた空間設計やサイズ測定、VRウェブ会議などの機能も充実しています。
VRを建築業界で活用するメリット3つ

メリット1. 完成イメージがより正確に共有できる
2Dの図形では、建築物の完成イメージが担当者同士で正確に共有することが難しく、建設作業中のミスや完成後のイメージのズレなどにつながっていました。 しかし、VRを活用し建築物の3Dモデルを作成することで、完成イメージをリアルに共有でき、認識のズレを防ぐことができます。 さらに、従来であれば3Dを再現するために模型を作成していましたが、模型や試作品の作成が不要になり、コストと工数を削減することができます。
メリット2. 施工業務の効率化
VRを用いて、施工前に設計を確認することにより、事前に問題点を発見し、現場での修正工数を削減することができます。 また、遠隔にいる関係者ともリアルタイムに実物大の情報を共有することができ、業務の効率化につながります。
メリット3. 教育、安全管理の強化
建設業の安全管理や教育では、再現が難しい危険なシーンなどもあるため、実際に体験を通して学ぶことが難しいです。 しかし、VRを活用することでどのようなシーンを何度でも再現することができます。 また、研修もゴーグルがあれば一人でも行うことができるので、研修コストの削減にもつながります。
建築業界におけるVR導入に関するよくある質問

ここでは、建築業界におけるVR導入に関するよくある質問をまとめました。
VRとは、建築において何?
建築業界においてVRとは、3Dで再現されたされた建築物や工事の現場のことを指します。 VRを建築業界で利用することにより、2Dの図面よりも建築物や設計についてより完成品に近い形で認識を合わせることができます。
建築のVRソフトはありますか?
建築もVRソフトには、以下のようなものがあります。
Spacely
メガソフトVRソリューション
Flic360°
Shapespark
しかし、「もっと自社の業務や製品に特化したVRソフトを開発したい!」という方は、法人向け完全オーダーメイドのVR、DXソリューションの制作を専門としているWONQ株式会社にお任せください。
建築業でVRゴーグルを導入すべき?
建築業がVRゴーグルを導入する理由は主に以下のようなものがあります。
VRを活用した安全教育、研修の実施
VRを活用した設計段階の建築物、設計図の共有
工事現場で遠隔で担当者とコミュニケーションをとる
VRの欠点は?
有名なVRの欠点には、VR酔いを引き起こしてしまうということがあります。 しかし、この欠点については、例えばオーダーメイドでVRを制作してもらう時に酔いにくい設計にするように依頼したり、酔いにくい機能が搭載されているVRソフトを利用するなどの解決策があります。
建築向けVRソフトの制作なら、WONQ

以上、本記事では建築業界におけるVRソフト、VR活用の事例についてご紹介いたしました。 VRの中にも、すでに製品かされているものを利用する形から、企業のニーズに合わせて完全オーダーメイドで制作を依頼する形があります。 自社の業務フローや教育の内容を完全に網羅したVRソフトを制作したい方、ぜひWONQにお任せください。
柳橋春那海外大学院で国際組織学を学び、卒業後はフリーランスとしてWebサイトやニュースのローカライゼーションに携わりました。外資系ソフトウェア企業での広報、営業企画職を経て、現在はシステムエンジニアとしてキャリアを歩んでいます。