「来店率を上げたい」
「現地の内件数を減らしたい」
「物件の写真の質を上げたい」
この記事は、上記のようなお悩みをお持ちの方向けに書かれています。
本記事では、VR不動産とは、VRの活用事例、VR内覧システム5選などを紹介いたします。
VRの導入、業務効率化の方法を検討されている不動産会社の方はぜひ参考にしてください。
また、自社の要件にぴったり合ったVRシステムをゼロから開発したい企業の方へ──。企画から開発、運用までワンストップでサポートする WONQ株式会社 にぜひご相談ください。御社の理想を、最先端のXR技術でカタチにします!
VRを不動産会社で活用?
現在、VR、仮想現実(バーチャルリアリティ、現実世界を模擬した架空世界)技術を活用して、物件の内覧をオンライン上で体験できるなどの新しい不動産サービスが注目を集めています。
360度のパノラマ映像や3Dモデルを通じて、実際に現地を訪れることなく物件の内覧をすることができます。
VRを活用することで、従来の写真や間取り図だけでは伝えきれなかった空間の広がりや雰囲気をVR内見を通してリアルに体験することができ、契約の意思決定をサポートできます。
結果、不動産従業員が内覧にかける時間を削減することができます。
また、遠方に住む人や多忙な人でも時間や場所に縛られずに物件選びが可能となります。
不動産業のVR活用事例5選
ここでは、不動産業におけるVRの活用事例5選をご紹介いたします。
1. 住友不動産のバーチャルモデルハウス
引用:住友不動産の注文住宅
住友不動産注文住宅のバーチャルモデルハウスでは、住友不動産のモデルハウスの室内をVR、360度パノラマビューで体験することができます。
住友不動産のウェブサイトより、見学したいモデルルームを選択すると、登録不要で物件の内部を隅々まで見ることができます。
実際に現地に行かずともスマホやタブレット、VRデバイスでモデルルームを確認できたり、写真や間取り図に比べて実際の家をイメージしやすくなっています。
2. 大和ハウス工業 VRプレゼンシステム
引用:大和ハウス工業の注文住宅
住宅購入における後悔を減らすことを目的に大和ハウスは、VRプレゼンシステムを導入しています。
完成した家をみて、「思っていたのとは違う...」とならないために、VRの技術活用して、住まいの完成イメージをリアルにお客様に体験いただくことができる提案を始めました。
VRデバイスを使って、仮想空間で再現された家の中を歩き回り、間取りや視線の抜け、光の入り方などを実際に確認することができます。
VRは、設計者と顧客の認識のギャップを減らし、納得のいく家づくりを支援する有直なツールとして注目されています。
3. 三井不動産レジデンシャル MRモデルルーム
引用:日本初※1 家具や住宅設備の立体視を可能とするMixed Reality※2を用いたモデルルーム案内 開始すまい探しの新たな手法を「三井のすまい 池袋サロン」にて導入(三井不動産株式会社)
三井不動産レジデンシャルは、日本で初めてMixed Reality、複合現実を用いたモデルルーム案内を開始しています。
MRモデルルームでは、従来のVRモデルルームと3Dのデジタル家具を融合させることで、よりリアルで具体的な住まいの体験を提供することを可能にしています。
Meta Quest3を使用して、将来的にはユーザーが自分で家具を動かす操作もできるそうです。
MRモデルルームを活用し、お客様に暮らしの具体的なイメージを提供、体験価値を向上させることを目標にしているそうです。
4. メルボルンで世界初のVR不動産オークション
昨年オーストラリアのメルボルンでは、世界初のVR不動産オークションが行われました。
オーストラリアの不動産会社であるRay White CheltenhamのオークショニアであるGreg Brydon氏がVRゴーグルを装着し、オークションの進行をしたそうです。
オンラインオークションプラットフォームを基盤としているこの取り組みにより、売主とオークショニアの双方向のオンラインコミュニケーションが実現されました。
従来のオークションの方法は、現場に集まって紙に書いて手をあげる方法だったそうですが、VRを活用したリアルタイムでのやり取りに進化させることで透明性と効率性が高まったと報告されています。
参照:世界初のバーチャルリアリティ競売、13万7000ドルの上乗せ価格で落札|不動産業者がVRの普及を確信する理由
5. ベトナムの不動産業界 VR不動産で急成長
引用:Realsee、FIDOVNを支援しVRでベトナムの不動産業界に革命を起こす
ベトナムの不動産プラットフォーム「FIDOVN」は、Realsee社の先進的なVR技術を活用し、東南アジア初のVR、AI、データ融合型のオンライン、オフライン統合エコシステムを構築しました。
3Dカメラなどのデバイスを用いて、1万件以上の物件をデジタル化し、閲覧者はクラウド上でVR内見が可能になり、物件選びの意思決定を加速させることに成功しているそうです。
観たままが得られるVR不動産体験により、業界平均の3倍のコンバージョン率への向上が実現したとのこと。
さらに、社員からもワークライフバランスを実現できる次世代不動産サービスとして注目されています。
完全カスタマイズ可能なVR内覧システム
ここでは、完全オーダーメイドの不動産VRソリューションを作成したい、自社のフローや物件、特徴にあったVR、AR、XRアプリを開発してほしいという不動産会社向けにWONQ株式会社を紹介させていただきます。
法人向け完全オーダーメイドXR、DXソリューションならWONQ
WONQ株式会社は、法人向け完全オーダーメイドXR、DXソリューションの開発を専門とする企業です。
主なサービスには、VR開発、AR開発、メタバース構築、業務効率化支援などがあり、企画から開発、運用保守まで一貫して対応しています。
他社と比較したWONQの強みは、豊富な開発経験によるスピーディーな開発プロセスと、導入前から週1回程度の打ち合わせを重ねるなど、お客様のご要望を的確に反映するための丁寧で密接なコミュニケーションにあります。
導入後も変更、修正等必要であれば迅速に対応させていただいております。
具体的にどのようなシステムを構築していきたいかなどは、お打ち合わせの中で決めていくことができますので、まずは現在抱えているお悩みをお気軽にご相談ください。
不動産会社必見!2025年最新VR内覧システム5選
ここでは、2025年最新版、不動産会社におすすめのVR内覧システム5選をご紹介いたします。
1. VRプラットフォームを提供するナーブ株式会社
引用:ナーブ株式会社
ナーブ株式会社は、不動産会社を中心にVR内覧を活用したオンライン商談、店舗で不動産会社のコスト削減を支援している会社です。
「VR内見」は、実際に物件を訪れずに店舗や自宅で物件の内見が可能なサービスです。
VR内覧サービスの作り方は簡単で、360度カメラで物件を撮影するだけで、会社のウェブサイトにVR映像を埋め込むことができます。
ユーザーは、自由に部屋を移動し、詳細まで見学することが可能です。
商談についてもVR上で担当者とビデオ通話をしながら案内を受けることができます。
VR内覧に加えて、商談までもオンラインで完結させたいという不動産会社におすすめのサービスです。
2. 株式会社スペースリー VRコンテンツを簡単作成
引用:株式会社スペースリー
株式会社スペースリーは、360度パノラマVRコンテンツを簡単に制作編集できるクラウドソフトウェアを主に不動産、住宅販売、研修用に提供しています。
不動産VRサービスの作り方は簡単で、パノラマ写真を撮影し、クラウドにアップロードするだけで、高品質の360度VRコンテンツをAIが自動作成してくれます。
不動産業を中心に利用者数は10,000を超えており、**サービス継続率は99%**と高品質のVRサービスです。
簡単に高品質の360度VRコンテンツを作成したい不動産会社におすすめのVRソリューションです。
3. ノダルビュー、高品質のVRコンテンツで内件数を減らす
株式会社クラスコンサルファームは、不動産会社のための物件撮影VRアプリ、ノダルビューを提供しています。
ノダルビューは、スマホと専用アクセサリを使ってプロ並みの高画質な360度パノラマ写真を撮影し、VR内見アプリを簡単に作成できるサービスです。
スマホで写真をとるだけでAIが自動で補正をしてくれるので誰でもプロ並みの写真を撮影することができます。
簡単に物件の写真の質を上げたい、VR内覧アプリを作成したいという不動産会社におすすめのアプリです。
4. VR内覧システム デジタルツイン不動産
引用:全景株式会社
デジタルツイン不動産は、全景株式会社が提供するVR内覧システムです。
物件の室内や、周辺環境を高精度な3Dモデルで再現し、AI技術を活用してユーザーの反応を分析しながら、スムーズな部屋探しをサポートします。
VRコンテンツの作成に加えて、ユーザーの行動分析まで行ってくれるので、物件の魅力を効果的に伝えることができ、顧客の意思決定を促進が期待できます!
またAI検索機能により、ユーザーの希望条件に合致した物件を提案できる点も特徴です。
オンラインでの物件紹介を強化させたい、顧客のニーズに対応して成約率を高めたい不動産会社におすすめのVRサービスです。
5. ROOVでVR内見、スタイルポート株式会社
引用:全景株式会社
ROOVは、デジタルツイン技術を活用した先進的なVR内覧システムです。未竣工やアクセスが難しい物件などを3DCGでリアルに再現することで、ユーザーが自由に歩き回ることができる体験を提供しています。
ROOVの主なサービスには、物件情報を一元管理できるROOV conpass、室内空間をリアルに再現するROOV walk、建物全体や周辺都市をデジタルツインで再現するROOV.spaceなどがあります。
また、チャット機能を備えた3D空間上でのコミュニケーションや、行動解析機能による顧客の興味関心の可視化など、営業支援機能も充実しています。
顧客体験の向上や業務効率化を実現したい不動産会社におすすめのサービスです。
VRを不動産業で活用するメリット3つ
次にVRを不動産業で活用するメリットを3つまとめました。VRの導入を検討している不動産会社の方はぜひ参考にしてください。
1. 人件費や交通費の削減
VR内覧を行うことで、現地にお客様をお送りする必要がなくなり、人件費、交通費の削減につながります。従来は、お客様を物件まで車などでお送りし、部屋をご覧いただいてから契約という流れであったと思いますが、いくつも物件を見学する場合などは特にコストが高くつきます。
お客様にとっても、複数の物件を見たいのに時間がなくて見ることができないという状況もありえます。そこで、VRを導入することで、店舗や自宅にいながらまるで物件の中にいるような感覚で隅々まで確認することができます。
2. 成約率の向上
VR内見により、写真や間取り図よりも詳細を把握することができるため、購入意欲の促進、成約率の向上が期待されます。
また、お客様に実際の写真と違ったという経験を減らし、思った通りの家を契約してもらうことで顧客満足度の向上につながります。
3. 空室期間の短縮
VR内見を導入することで、入居者が退去する前や、リフォーム中の物件でも内見が可能になり、空室期間を短縮できます。
従来のやり方では、一度住居人が退出した後でないと、物件の中を確認することができないため、写真だけではなかなか成約まで辿り付かないという問題があります。
しかし、VRを導入することで入居者の退去に合わせて次の契約を結んでしまうなんてことも可能になります。
不動産業でVRを活用して生産性を向上
以上、本記事ではVRを不動産業で活用するとはどういうことか、実際のVR活用事例、主に不動産業に向けてVRソリューションを提供している企業、VRを活用するメリットなどをご紹介いたしました。
VRサービスを提供するベンダーはたくさんありますが、自社のワークフローや特徴にあったVRサービスを1から設計したい!という不動産会社の方もいらっしゃると思います。
そのような場合は、ぜひ法人向け完全オーダーメイドVR、DXソリューション開発を専門とするWONQ株式会社にお問い合わせください。
まだ検討段階、具体的にどんなシステムが問題を解決するかわからないという場合でも、お気軽にご相談ください。
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