本記事は、以下のようなお悩みを抱えている方に向けて書かれています。
「VRイベントの開催をサポートしてくれる会社を探している」
「VRイベント開催にかかる費用が知りたい」
「VRイベント開催のメリットとデメリットが知りたい」
この記事では、VRイベント会社の基礎知識やメリット・デメリット、おすすめVRイベント会社の比較、さらに実際の活用事例やよくある質問まで詳しく解説します。
VRイベントの導入を検討する企業担当者の方はぜひ参考にしてください。
VRイベント会社とは?
近年、仮想空間(VR空間)上でライブや展示会などを開催するVRイベントが注目を集めています。
しかし、企業がVRイベントを計画する際、自社で企画・制作・運営を行うのは難しいため、VRイベント向けの企画支援・技術提供を行うVRイベント会社へのニーズも高まっているようです。
最近ではVRデバイスの性能向上とコスト低下によりVR技術が身近になり、IDCは2024年~28年に世界のVR市場が年平均43.9%成長すると予測されています。
こうした背景から、仮想空間イベントを自社で開催する企業も増えてきました。
VRイベント会社の基礎知識
VRイベント会社とは、企業や団体向けにVRイベントの企画・制作・運営支援を行う会社のことです。
3Dで構築された仮想空間上でライブ・セミナー・展示会などを開催するサービスを提供し、イベント用の空間デザイン・コンテンツ制作・配信・機器レンタルなどをワンストップでサポートします。
代表的な企業には、VRゴーグルや映像制作ツールをワンストップで提供する「ハコスコ」、人気のバーチャルイベント「バーチャルマーケット」を主催するHIKKY、VR空間プラットフォーム「cluster」を運営するクラスター、XRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を提供するPsychic VR Lab、XRクラウド基盤を持つmonoAI technology などがあります。
中でもWONQ株式会社は、法人向けに完全オーダーメイドのVR/ARコンテンツ制作・開発を専門とし、製造業・建設・医療・教育など幅広い業界で業務効率化ソリューションを企画からデザイン・開発・運用までワンストップで提供できるのが強みです。
VRイベントの開催や企画をご検討中の型は、ぜひお気軽にWONQ株式会社にご相談ください。
VR イベントを開催するメリット・デメリット
VRイベントを導入する最大のメリットは、物理的な会場設営や交通費の制約がなくなることです。
インターネットにつながれば世界中どこからでも参加できるため、多数の参加者を見込むことができます。
また、オンライン開催なので参加者の行動データをリアルタイムに収集・分析でき、効果検証や次回企画にも活用できる点もメリットです。
さらに、他社と差別化できるブランドイメージ向上や、企画したイベントを何度でも再現しやすいというメリットもあります。
実際、世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」には100万人以上が来場し、ギネス世界記録を達成するなど、多くの企業がVRイベントを通じて集客・プロモーションに成功しています。
一方、デメリットとしては、企画・空間構築に時間と費用がかかる点が挙げられます。
自由度の高い仮想空間をオリジナルにデザインするほど、制作期間やコストが増大する傾向にあります。
また、場合によっては、参加者側もVRデバイスの準備や操作の習熟が必要なので、ターゲットをよく選定する必要があります。
加えて、自社で開催する場合はVR機器のセットアップや参加者サポートなど運営負担が発生するため、信頼できるイベント運営会社の選定が重要でしょう。
以上のメリット・デメリットを踏まえたうえで、自社に適したVRイベント会社を活用することで、新たな顧客接点創出やブランド強化を実現できます。
おすすめVRイベント会社8選【2025年最新】
企業向けVRイベント支援サービスを提供するおすすめの会社を8社ご紹介します。
自社の目的や予算、イベント規模に合った会社を選びましょう。
おすすめ記事:【2025年】おススメのVRサービス7選
1. WONQ株式会社
WONQは、法人向け完全オーダーメイドのVR/AR開発を手がける専門企業です。
製造業・建設・医療・教育など幅広い業界を対象に、VRを活用した業務効率化ソリューションを企画・デザイン・開発・運用までワンストップで提供しています。
VR・ARだけでなくWebシステム制作も行うため、マルチプラットフォーム対応が可能なのが特徴です。
サンプル制作によるお試しプランも用意されており、まずは気軽に相談できます。
最新技術を活用したVRイベントやVRコンテンツ導入のご相談はWONQにぜひお任せください!
2. ハコスコ(株式会社ハコスコ)
引用:ハコスコ
ハコスコは、VR機器とコンテンツ制作をワンストップで提供するVR専門企業です。
脳科学をベースに開発されたVRゴーグルや、360度カメラ、ストリーミング配信機材など、VRイベントに必要なゴーグルや映像制作ツールを揃えています。
イベント空間の設計から機材レンタル、配信サポートまで包括的に支援し、VRイベント未経験の企業でも安心して開催できるのが強みです。
例えば、VRコンテンツでの商品販売手法をサポートするなど、ECメタバースとの連携も得意としています。
初めてVRイベントを開催する企業におすすめです。
3. クラスター.png)
引用:cluster
クラスターは、日本最大級のVR SNSプラットフォーム「cluster」を運営しています。
企業はcluster上で手軽にバーチャル空間を作成し、音楽ライブやトークイベント、展示会などを開催できます。
累計ダウンロード数100万超、累計動員数2,000万人以上の実績を持つ国内最大級サービスで、クロスプラットフォームに対応(PC/スマホ/VR機器)しています。
VRイベント会場として、多くの著名企業にも利用されているようです。
インタラクティブな企画やユーザー同士の交流を重視するイベントに適しています。
4. HIKKY(株式会社HIKKY)
引用:HIKKY
HIKKYは、年2回VR空間で開催される世界最大級のイベント「バーチャルマーケット」を主催する企業です。
国内外で100万人以上を動員する実績があり、企業のVRイベント出展・プロモーション支援に強みがあります。
バーチャルマーケットではBEAMSや百貨店、ゲーム会社など多彩な企業が出展し、VR上で自社ブースを出展・販売できます。
大規模な集客力を活かしてVRイベントを開催したい企業や、新サービスのプロモーションをVRで実施したい場合におすすめです。
5. 株式会社STYLY
引用:株式会社STYLY
株式会社STYLYは日本発のXRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を提供しており、VR/AR/MRを活用した空間演出・プロモーション支援に強みのある会社です。
ブラウザ操作で直感的にVR空間を制作・公開できるため、専門技術がない企業でもAR/VRイベントを企画できます。
特にSTYLYはアートやファッション、商業施設のプロモーションなど幅広いシーンで活用されています。
特徴的なのはノーコードでコンテンツを作れる点で、初期投資を抑えてVRイベントを試したい企業にピッタリです!
6. monoAI technology(XR CLOUD)
引用:monoAI technology
monoAI technologyが提供するXR CLOUDは、大規模VRイベント用のクラウドプラットフォームです。
同社はXR分野でAI技術も活用し、企業・自治体向けに3D計測や仮想空間制作など多岐にわたるサポート実績があります。
XR CLOUDは独自のインフラで安定したVR配信を実現し、数万人規模の集客イベントにも対応可能です。
技術力の高いバックグラウンドを持ち、リアルタイム性の高いイベントやデータ集計が必要な企画にも強みがあります。
7. oVice(株式会社オヴィス)
引用:oVice
oViceはバーチャルオフィス・イベント向けのVRプラットフォームを開発しており、オンライン説明会や展示会、研修に適した環境を提供します。
自由にレイアウト可能なアバターベースの空間で、参加者同士が自由に移動・コミュニケーションできるのが特徴です。
資料や動画の共有機能も充実しており、双方向のコミュニケーション重視イベントに向いています。
使いやすいUIで社内向け説明会や小規模セミナーなど、参加者同士の対話が重要なイベントにおすすめです。
8. Ambr(アムバー)
引用:ambr
ambrはVRイベント開催に必要な機能を備えたプラットフォームと制作支援を提供しています。
仮想空間上で商品展示・デモ体験ができるイベントプラットフォームを開発しており、プロモーションや人材採用イベントでの利用実績があります。
特にアバター接客や会場の3DCG制作など、展示会・商談会向けの機能が充実しているため、BtoB企業のバーチャル展示会に向いています。
VRイベントの主な活用事例
では実際にVRイベントはどのように企業に活用されているのか、いくつか事例を見てみましょう。
バーチャルマーケット
阪急阪神百貨店は、世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」に自社ブースを出展し、VR空間上でアバターによる商品接客を行いました。
来場者は自宅からデパートの仮想店舗を自由に歩き回りながら買い物体験ができ、大手百貨店として顧客基盤の拡大につなげています。
音楽フェスティバル
音楽業界では、人気アーティストがVRプラットフォームでバーチャルライブを開催し、世界中のファンを集客しました。
米津玄師や星野源はフォートナイト上で同時配信ライブを行い、大勢のユーザーがVR空間に集いました。
自動車
自動車業界でも日産自動車がVRChat上で新車発表会を実施し、ユーザーがアバターで試乗や商談を体験する試みが注目されました。
不動産
不動産業界でも、物件の内覧イベントをVRで行う試みが広がっています。VRで行うことで遠方に住む方も自宅から物件の隅々までを見ることができ、成約率の向上につながっています。
おすすめ記事:VRで実現する人に寄り添う医療 -導入メリットと課題-
これらの事例が示すように、VRイベントは物理空間では難しい集客や演出を可能にし、新しい顧客接点を創出しています。
そのほかの活用事例はこちらの記事(VRがもたらす会社の変革 ! 次世代の会議、育成、採用の在り方を解説)で紹介しています。
VRイベントに関するよくある質問まとめ
次に、VRイベント会社やイベントに関するよくある質問をまとめました。
Q1: VRイベント会社とは何ですか?
A. VRイベント会社は、企業向けに仮想空間でのイベント開催支援を行うサービス企業です。
VRゴーグルやソフトウェア、運営ノウハウなどを提供し、展示会やライブ、セミナーなどのバーチャルイベントを企画・制作・運営します。
例えば、WONQ、ハコスコやHIKKYなどがVRイベント会社として知られています。
Q2: VRイベント開催のメリットは何ですか?
A. 最大のメリットは遠隔地から参加できるようになることです。
インターネットさえあれば世界中どこからでも参加可能で、物理会場の設営費や交通費を削減できます。
また参加者の行動データ収集ができ、ブランド差別化や企画の再利用もしやすくなります。
さらにVRならリアルでは難しい演出が可能で、オンラインならではの新しい体験を提供できます。
Q3: VRイベント開催のデメリットは?
A. コンテンツ制作コストや準備時間が大きくなる点です。
高品質な仮想空間やアバター演出には開発期間と費用が必要です
また参加者にVR機器を用意してもらう必要や、利用方法の説明が必要となる場合があります。
導入前に自社の予算・目的と見合うかを検討しましょう。
Q4: VRイベント開催にかかる費用はどのくらいですか?
A. 依頼形態によって大きく異なりますが、専門の支援会社へフル依頼する場合、最低でも数百万円規模が目安です。
全工程を外注すると3DCG制作量にもよりますが80万円以上はかかり、平均では250万円以上になるケースもあります。
一方、既存のプラットフォームを利用して自社で簡易企画する場合は比較的低コストで実施可能です。
まずは、目的と予算を明確にした上で、見積を相談してみましょう。
Q5: VRイベントの事例にはどんなものがありますか?
A. 企業では阪急百貨店やみずほ銀行がバーチャルマーケットに出展し、VR空間で商品販売・接客を実施しました。
またFortnite上では米津玄師や星野源がコンサートを開催し、世界中から数十万人が参加しました。
日産自動車はVRChat上で新車発表会・試乗会を実施するなど、VRを活用した新しいイベントスタイルが増えています。
VRイベントの企画、開催はWONQにご相談ください。
VRイベントは遠隔地参加の容易さや費用削減など多くのメリットを持ち、これからの企業プロモーション手段として注目されています。
一方で、仮想空間の構築にはコストとノウハウが必要なため、目的に応じて専門会社を選ぶことが成功のカギです。
以上、企業向けにVRイベントを支援する会社の特徴や活用ポイントを解説しました。
記事で紹介した企業はそれぞれ強みが異なるので、自社のニーズに合った会社を選びましょう。
なおWONQ株式会社では、VR・AR技術を活用したオーダーメイド開発を行っており、多数の導入実績を持つ経験豊富なチームがサポートします。
VRイベントやメタバース構築のご相談は、ぜひWONQまでお問い合わせください。